現在までのワン・ファーム・ランドの歩みを簡単にご紹介いたします (平成26年1月まで)


平成20年7月1日 富山市中大久保地内にて事業所を開設しました。

遊休農地での野菜栽培を行うことで障害者の就労支援を行うことを目的とし
農家の倉庫を借り受けてスタートしました。


当初、倉庫の外観がくたびれていたので・・・




少しでも見栄えをよくしようと、手作業で足場を組み、さびを落として・・・



ペンキを塗りました (理事長は元、塗装屋の社長経験あり)



ほら、キレイになったでしょう




平成20年12月1日 特定非営利活動法人ワン・ファームランド認証




畑のほうでは、春にサツマイモの苗を育て




奥に見えるのがサツマイモ、手前はいろんな野菜です。




もちろん、畝縦などは手作業




ワン・ファーム・ランドのワン (シュウ♂ コーギー)




ワン・ファーム・ランドのワン? ツー? (ビーン♂ ビーグル)




雨天や降雪時は室内作業を行いました。







秋、サツマイモやダイコンなどの収穫













平成21年2月6日 就労継続支援B型事業所指定


旧大沢野塩地内にて、新しい農地を開墾。(長い間使用していない農地のため)


まずは草刈を・・・




鍬で耕します。




大きな樹木まで生えていました (手作業は大変)




あまりにも広く(5反ほど)手に負えないので、古い農機具を貰いうけ
オーバーホール(これも手作業ナリ)して、使用。




これまた、譲り受けたパイプハウスを運搬、設置・・・







ワンコ達は応援団




何とか農場らしくなったでしょう 平成21年春




早速、ハウス内で苗作り




平成21年夏







この頃には利用者さんも増えてきましたので
広い農場をなんとか管理できました

収穫した野菜は、地域のスーパーの店頭をお借りして直売したり






イベントに出展して販売いたしました。




さらに、この年は農場に鶏小屋を設置
農場の一角に、譲り受けた廃材を利用して・・・





ゴルフ練習場から頂いたネット張って・・・



完成(約50u)




鶏のヒナ50羽(ポリスブラウン)を岐阜県まで迎えに行ってきました。




餌を与える利用者さん




約、3ヵ月後には・・・



卵を産むようになりました。




冬の間も一面の雪の中で元気に卵を産んでくれました。




残念なことに、3年目の春に、野生動物に襲われて
一夜にして全員死んでしまいました。

地飼いの鶏の卵は人気があり、利用者さんの工賃に貢献していたのですが
かわいそうなことになってしまいました。
機会があれば、今度は人の目の届く場所で育ててあげたいと思います。
合掌


いろんなことがありました。
雪でハウスが壊れたり・・・




この雪の中、何をしているのか?





ダイコンを掘り出していたのです!!





またこの年には、富山市横樋に事業拠点を移転しました

空き家になっていた民家を借り受け、日本財団さんの助成を頂き
改修して活用させていただきました。


改修前



回収中




完成!!






また、事業所の改修とともに、トラクターも
日本財団さんの助成を頂き購入。

これで、農作業もはかどり、増えてきた利用者さんの
工賃向上が可能になります。






新しい事業所でのクリスマス会や近所の神社での初詣の様子です。






春の花見




この頃、まだ元気でいてくれた鶏さんのえさ作りの様子。



室内での軽作業も行っていました。




利用者さんが育てた野菜は、直売所などで販売していましたが
もっと美味しく食べて頂こうということで、飲食店を計画。

カレー屋さんをオープンすることとしました。

場所は、富山市黒瀬北町
会社の事務所だった建物を改修してカレー屋さんに・・・

もともと、結構お洒落な建物です。




またまた、日本財団さんの助成を頂きました
感謝感謝です。




厨房内にはこんな機械も・・・
さて、これは何の機械でしょう?




ジャジャーン、これ、ドーナッツを作る装置でした。
辛いカレーの後は、甘いドーナッツということで・・・




職員・利用者ともに、調理や接客の訓練をして




平成22年7月にオープンしました。
コロンブスという名称です。






コロンブスのオープンで、野菜の需要も増えたので
農作業部隊も張り切っています。








事業所にはワンコが待機?
さて、何匹いるでしょう?



手前、右 シュウ(コーギー♂)
手前、左 小鉄(柴♂) ご近所の預かり犬
奥、右 ルビー(ラブらドールの雑種♀) この後天命を全うして他界されました。
奥、左 ビーン(ビーグル♂) この後、知人に引き取られ元気にしています。



さて、ワン・ファーム・ランドも新しい事業所に移転
コロンブスもオープンし利用者さんも増えてきました。

が・・・
農作業部隊は冬の間、仕事が出来ません。

天候に関係なく野菜を作れたら良いのに・・・
ということで、室内で野菜を育てる装置を作ってみました。


コロンブス店内にLED照明を使用した水耕栽培装置を設置。
(平成22年12月)




いわゆる植物工場っていうものです。
この装置が思いのほかうまく作動したので、少し大きな物を作ってみました。

理事長が、何のために持っていたのかわからないコンテナハウス。
昔のカラオケボックスってやつです。(歌まるというシールが貼ってありました)



これを、改造して・・・






理事長、以前、建築会社(住宅を建てていた)の経営もしていたことがあり
職員と利用者の手作業、昔の建築仲間の協力などでサササッと・・・

はい、完成




担当の利用者さんがお世話して毎日(春夏秋冬)
レタスを出荷しています。




植物工場の部品は、利用者さんとともに作ります。




この自家製植物工場が、新聞やTVなどで紹介され
「製造して欲しい」という依頼もあり
理事長の知人の会社と協力して植物工場の設置事業を開始しました。


県内各地、東北、関西、東海など数ヶ所に設置
県内で一番大きな設備は、滑川のチャチャポコファームというところです。

このチャチャポコファームでは、設備完成後の
レタスの栽培や梱包、配達まで、ワン・ファーム・ランドが業務を請け負っています。
現時点(平成26年1月)では、この場所に利用者さんが8名作業しています。











遠く、フィリッピンでも設置してきました。
利用者さんの手作りのパーツが、海外でも活躍しているのです。




完成!!




約、2ヵ月後に行って見ると順調に育っていました。
南国は暑いため、レタスが育たないのですが、さすがは植物工場です。




利用者さんが増えて、さらなる工賃向上のための
新しい仕事を考えないと・・・

LEDは電気代も相応にかかりますので、
お日様の光を活用できる植物工場の実験を始めました。

平成24年春
トマトの水耕栽培です。(コロンブス駐車場の一角にて)




情報収集に、トマトの施設栽培の先進国である
オランダに行って勉強してきました。
平成24年夏




オランダの設備の良いところを取りいれ小規模で出来る装置のプランを作り
まずは、パイプハウスを設置(4棟 約500u)しました。
平成24年冬




そして、またまた日本財団さんの助成を頂き装置を設置
平成25年夏




利用者さんとともに栽培









トマトの品種は、カンパリといいます。
オランダ品種で甘く美味しいです。

現時点(平成26年1月)では、ちょうど前作を終了
次作の苗を、2月より育てます。


このように。ワン・ファーム・ランドは歩いてきました。
今後も、より良い障害者就労支援を目指して進みます。